一章 試練

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真也「ぐはっ!ぐはっ!!」 真也は次々とダメージを受ける。 やがて亡霊達は消えた。 真也「リーフ!」 真也は自分の体力を少し回復した。 真也「次はこっちの番だ!!」 真也は魔神剣を振りかぶり、シオンに立ち向かう。 シオン「フレイム…!」 シオンは杖から大きな火の玉を出し、真也めがけて投げた。 真也「はああああ!!!!!」 シュ! なんと真也は魔神剣で火の玉を真っ二つに斬った。 シオン「なっ…!プロテクト…!」 シオンは目の前にバリアーを張った。 真也「甘い!!」 真也は魔神剣をバリアーに振り下ろした。 バリンッ! バリアーは音を立てて壊れた。 シオン「バリアが…!!」 シオンは目を丸くした。 真也「くらえ!!!三連撃!!!」 ザシュ!ザシュ!ザシュ! シオン「きゃああああ!!!!!」 シオンは地面に倒れた。 しばらくして、シオンは体を起こした。 シオン「さすがね…お兄ちゃん…。私の負け…。頑張ってね…。お兄ちゃん…」 シオンは暗い顔を少し和らげ、真也に微笑んだ。 そして、シオンは光と共に消えた。 真也「シオンちゃんも僕を応援してくれてる。頑張らないと!」 真也は呟きながら顔を強ばらせた。 すると、今度は真也の前に赤い水晶が現れた。 赤い水晶は、目を瞑っている智也の姿に変わった。 真也「あ…あれは…」 真也は学校で智也にいじめられていて、そのトラウマがまだ治らない。 真也は目を丸くしたまま、目を瞑って立っている智也を見つめていた。 そして。 智也はゆっくりと目を開いた。 その時。 智也「わ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!!!」 智也は真也の姿を見た瞬間、奇声を上げ、腰を抜かした。 智也は、魔神が覚醒した真也に食べられたので、真也を見た瞬間、また真也に食べられると思ったようだ。
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