一章 試練

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地球の次元城の入り口に、ゼロスが光と共に現れた。 ゼロス「この中にいるな。カスども」 ゼロスは怒りに歪んだ顔で次元城の中へと入り、ゼロスの言うカスどもの元へ歩んでいく。 ゼロス「って言うか、なんだこの城。カビ臭いってかボロ過ぎだろ。俺様の城と比べれば月と鼻毛だな」 次々と次元城の悪口を言いながらゼロスは進む。 そして、ゼロスは封印の扉がある部屋へたどり付いた。 ゼロス「っ!!」 ゼロスは封印の扉に駆け寄った。 ゼロス「ソウルキーか…なぜ…こんな物が…?っ!!まさか!」 ゼロスは目を瞑り、封印の扉に手の平を向けた。 ゼロス(…居る。糞やろうどもが、ソウルキーの中に…) ゼロスは目を開いた。 その時、ゼロスは心の中で何かを決意したようだ。 そして、封印の扉を開き、歩む。 そこにはゼロスに向かって武器を構えている真也達がいた。 真也「何者だ!?」 真也は顔を強ばらせ、ゼロスに叫んだ。 ゼロス(何ピリピリしてんだ?このカスども) ゼロスは戸惑いながらも真也達に話しかける。 ゼロス「おいカスども。責任を取ってもらうぞ?」 美月「…責任?」 美月は首を傾げた。 ゼロス「そうだ。きさまらは糞やろ…いや、ソル達を殺しただろ?」 その言葉を聞いた途端、真也達は俯いた。 そして、真也はすぐに顔を上げ、ゼロスに恐る恐る尋ねる。 真也「ソル達の…お知り合い…なのですか…?」 ゼロスは腕を組んで頷いた。 ゼロス「まぁあそんな所だ」 真也はゼロスに頭を下げた。 真也「すみません!僕達は世界を滅ぼそうとする奴を倒すためにやむを得なく…ソル達を…」 真也は頭を下げたまま涙を流した。 ゼロス「だが安心しろ。奴らは死んではいない」 一同「っ!!」 その言葉に真也達は目を丸くしてゼロスを見つめた。 裕二「それってどういう…」 ゼロス「ついて来い」 ゼロスは真也達に背を向け、玉座の部屋から出ていった。
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