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地球の次元城の入り口に、ゼロスが光と共に現れた。
ゼロス「この中にいるな。カスども」
ゼロスは怒りに歪んだ顔で次元城の中へと入り、ゼロスの言うカスどもの元へ歩んでいく。
ゼロス「って言うか、なんだこの城。カビ臭いってかボロ過ぎだろ。俺様の城と比べれば月と鼻毛だな」
次々と次元城の悪口を言いながらゼロスは進む。
そして、ゼロスは封印の扉がある部屋へたどり付いた。
ゼロス「っ!!」
ゼロスは封印の扉に駆け寄った。
ゼロス「ソウルキーか…なぜ…こんな物が…?っ!!まさか!」
ゼロスは目を瞑り、封印の扉に手の平を向けた。
ゼロス(…居る。糞やろうどもが、ソウルキーの中に…)
ゼロスは目を開いた。
その時、ゼロスは心の中で何かを決意したようだ。
そして、封印の扉を開き、歩む。
そこにはゼロスに向かって武器を構えている真也達がいた。
真也「何者だ!?」
真也は顔を強ばらせ、ゼロスに叫んだ。
ゼロス(何ピリピリしてんだ?このカスども)
ゼロスは戸惑いながらも真也達に話しかける。
ゼロス「おいカスども。責任を取ってもらうぞ?」
美月「…責任?」
美月は首を傾げた。
ゼロス「そうだ。きさまらは糞やろ…いや、ソル達を殺しただろ?」
その言葉を聞いた途端、真也達は俯いた。
そして、真也はすぐに顔を上げ、ゼロスに恐る恐る尋ねる。
真也「ソル達の…お知り合い…なのですか…?」
ゼロスは腕を組んで頷いた。
ゼロス「まぁあそんな所だ」
真也はゼロスに頭を下げた。
真也「すみません!僕達は世界を滅ぼそうとする奴を倒すためにやむを得なく…ソル達を…」
真也は頭を下げたまま涙を流した。
ゼロス「だが安心しろ。奴らは死んではいない」
一同「っ!!」
その言葉に真也達は目を丸くしてゼロスを見つめた。
裕二「それってどういう…」
ゼロス「ついて来い」
ゼロスは真也達に背を向け、玉座の部屋から出ていった。
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