一章 試練

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ヴォルギガス「ギヤアアアアアアア!!!!!」 ヴォルギガスは足元から顔までの斬り傷から大量の血を吹き出した。 真也は上手く地面に着地した。 真也「トドメだ!!!!」 真也は再びヴォルギガスに立ち向かおうとした。 その時。 ヴォルギガスは真也を鋭い眼光で見つめた。 真也「なっ…!」 なんと真也の体は完全に動かなくなってしまった。 真也「動けない…。これは…金縛りか」 すると、血まみれになったヴォルギガスは真也に向かってくる。 真也「くそ…」 真也は必死で体を動かそうとしている。 やがてヴォルギガスは真也の目の前まで来た。 ヴォルギガス「グアアアアアアアアア!!!!!」 ヴォルギガスは大きく口を開き、真也に口を近づける。 真也「負けて…負けてたまるかぁぁぁぁぁ!!!!!」 すると、魔神剣が光が輝いた。 その時、真也にかけられた金縛りが解けた。 真也「瞬迅斬!!!!」 ザシュ!!!! 真也はヴォルギガスの口から頭を魔神剣で貫いた。 ヴォルギガス「ギヤアアアアアアア!!!!!!!」 ヴォルギガスはもがき苦しみながら倒れ、光と共に消えた。 真也は上手く着地した。 真也「なんとか…なった」 真也は額の汗を拭った。 しばらくすると、再び真也の目の前に青い水晶が現れた。 そして、青い水晶は第二刺客のアレイドゲンガーに姿を変えた。 真也はアレイドゲンガーを見つめる。 真也(あの刺客は確か…僕達、地球勇者達が始めて戦った相手だ。あの時の僕はまだ戦い方が何も分からなかったんだよね) 真也は少し表情を和らげた。 アレイドゲンガー「キョアアアアアア!!!!!!」 アレイドゲンガーはとても耳に響きそうな叫び声を上げた。 真也「来る!」 真也は顔を強ばらせ、魔神剣を構えた。 『第二刺客 呪術細胞擬似生命体 アレイドゲンガー』 アレイドゲンガー「キョアアアアアア!」 アレイドゲンガーは真也に触手を伸ばした。
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