15。

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妹が死んだ。15歳だった。 昔から病弱な子で、季節の変わり目にはすぐ風邪を引くような子だった。 いつも私の後ろをついてきて、私の真似ばっかりするような子だった。 そんな妹が選んだ高校は、私の通ってる高校だった。 これでお姉ちゃんと一緒の高校に行けるね、ずっとお姉ちゃんと一緒にいられるね、と言った妹の顔が忘れられない。   だけど、その妹は制服を着ることはなかった。 お姉ちゃんと一緒の制服を着れると言って喜んでいたのに。 入学する前に私の妹は倒れた。 医者に、年は越せないでしょうと言われた時には何も考えられなくなった。   病室に行くたびにに妹は凄く喜んでくれた。夜も遅いから、もう帰るね、と言うとすぐ泣きそうになる。   そんな妹がたまらなくいとおしかった。   でもある日そんな妹に耐えられなくなった。 病室に行くたびに、痩せていくのがたまらなく辛くて、見ていられなかった。 すぐ良くなって一緒にこの制服を着て学校に行くんだ、と話しかけてくる妹。 もう2度と着ることが出来ないのに。 その事がわかったとたん、妹に顔を合わせられなくなった。
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