第一章

13/35
前へ
/123ページ
次へ
しかし母は助かったことに心を震わせたのか涙を流していた。 「大丈夫だよ。」 と根拠もない未来の安心と今の状況を声にして伝える。 病室に漏れる母の泣き声を消そうという一心で、ただ声にする。
/123ページ

最初のコメントを投稿しよう!

914人が本棚に入れています
本棚に追加