【Fate/stay night】キャラ紹介編

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はい、続いてキャラ紹介いきましょう。   次はヒロインの一人 『遠坂凛(とおさかりん)』 士郎と同じ冬木市に住む高校2年生で、文武両道、おしとやかで美人、それでいて目立つ事なく、いばる事もないミス・パーフェクト。 まさに学園のアイドルである。 …まぁ表向きは、ね。   凛は士郎と同じく魔術師である。 しかも、魔術協会から冬木市の管理を任されているほどの名家の若き当主で、魔術師としても士郎なんか足元に及ばないほど一流の。 その為、周りの人間に正体を隠すのはもちろん、街を管理する遠坂家の当主としての立場+性格上、何事にも極力一番でいる事を常としている。 つまり、学校では『猫をかぶっている』わけだ。 (=゚ω゚=)ニャン   では学校を終え普段の『遠坂凛』に戻った時にはどうかと言うと… 丁寧な口調はなくなり、気に入らない事には正直に怒り、情けない奴は容赦なく凹まし、面白い奴はとことんからかって遊び、キレると右フックを唸らせ、それでもどこか女の子らしさを感じさせる、まさに子悪魔的な魔術師なのである。 しかもツンデレ。   普段は赤い服装をしているため、士郎は凛をたまに『赤い悪魔』と表現する事もある。   そんな彼女も《聖杯戦争》に挑むマスターの一人である。 もっとも士郎とは違い凛は《聖杯戦争》をよく知っているし、父親も前回の《聖杯戦争》に参加しており、本人も小さい頃から魔術師として、またマスターになる者として成長してきたのである。   《聖杯戦争》が始まる数日前、遠坂邸の地下で凛はサーヴァントを召喚する。 『私が喚ぶからには最強のセイバーを…』 そう思い実行した儀式は大成功に見えた。 が、ここで凛は『ここ一番で大ポカをしでかす』とゆう奥義を炸裂させてしまう。   もちろん目の前にはセイバーの姿などなく、居間からは正体不明の破壊音。 意味不明の事態にイラつき悪態をつきながら居間に飛び込んだ凛を迎えたのは、真っ赤な外套を纏い、壊れた棚に偉そうにふんぞり返り《アーチャー》を名乗る謎の男。   『やれやれ…  また、とんでもないマスターに喚ばれたものだな』   ここにまた一つ起こった運命の出会いの瞬間であった。  
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