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竹「しかし…なんですかね、中々追っ手が来ないものですね…」
運転席で竹中さんが言う。
確かにそうなんだよな。昨日神前市内を出てからというもの、全く追っ手を見ていない。
高「こちらはずっと高速道路も県道も通っていないので、見つかりにくい筈です。むしろこれで良いんですよ」
俺「それにしても、やっぱりおかしいですって。宮崎さんの使いの人達も見てないんですか?」
竹「ええ…何も」
高「もし、この状況が向こうの策略なら…私達は誘い込まれている?」
俺「…まだ確定したわけじゃないですよね?」
高「ええ、しかし用心しましょう。どちらが相手の思う壷になっているか、考え直さなければ」
竹「そのようで…」
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