変化

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達「………そうだな。正論だ。だったらお前の意志はなんだ?それだけ言うんだ。信念があるんだろ?」 少し目をつぶってじっと何かを考えた後、目を開けて静かに自分に言い聞かせるように話しだす 仁「………柚子、桃……美花姉を……守るって誓ったんだよ」 石島「…………………」 その口調から誰も言葉を発せなくなる 達「……誰にだ?」 その沈黙を破るように達也が聞いた 仁「………優夜兄ちゃんに………」 切なそうに言う仁汰からさっきのような挑戦的な態度は感じられなかった 達「……優…夜………、一橋……優…夜か?」 仁「?そうだよ、俺の兄ちゃん……もう居ないけどね。知ってるの?」 達「い、いや、気にしないでいい」 石島「…………………」 犬「……?」  
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