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修「仁汰先輩も人使いあらいや……」
携帯をクルクル回しながら屋上から校庭を眺める
「修平、桃様が校舎を出た。秋ちゃんと一緒みたいだ」
修「てか、流、様て……」
流「仁汰先輩の妹だぞ。様ぐらいつけなさい!」
修「まあ……いいや。他のは?」
流「後ろに2人、道路の向こう側に3人……と、俺ら」
修「仁汰先輩も心配しすぎじゃないかな」
流「いや、桃様に何かあったらでは遅いのだ!」
びっと修平に指を指して得意げに流が言う
修「そのキャラうざいな、なんか…」
流「さ、俺らも行くぞ!」
修「ほい」
桃「ねえ、秋ちゃん、店って……?」
秋「店?……あ~!近いよ。少し歩くの」
桃「ふぅーん……」
なんだかんだ言って仁汰と一緒に帰るのを楽しみにしていた桃
秋「桃、元気なくない?」
桃「え、元気だよ…?」
無意識のままにそれが表に出てしまう
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