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静「ふぅーん……まあ、ここじゃ駄目だよ」
ロ「分かってんよ!俺が連れ出す」
ふん、鼻を鳴らし今にも桃たちの所へと行こうとする男を後輩が呼び止めた
「先輩?でも……」
ロ「んだよ!文句あっか」
そう言いながらその後輩に向かってぐいっと近付く男
「…い……いや…その…」
それを見ていた静が静かに言った
静「君じゃあ、無理でしょ。その顔じゃ怖がられて終わり」
「「「(さ、さすがっす!!)」」」
ロ「ぐっ!ま、まあ、てめえが言うなら……」
「「「(いや、むしろ自分で気付いてくれ)」」」
静「僕が行こう……大通りで待ってて」
少し黙って考えた後、静が言った
「は、はいっ」
「ま、待てよ!」
「さ、先輩、行きますよ」
慌てるロリコンを三人がかりで引っ張りながら、その場を後にする
「お、おい!頼んだぞっ!!」
少し離れた所からロリコンの声がした
それを適当に聞き流しながら静は桃たちの所へ歩み進んでいった
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