変化

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静「……君、頼んだ」 そう言って車内の男と入れ替わると、その車は急発進した 「あ、待てっ!!」 「さあて、中学生ちゃんたち遊びましょう…かっ!」 手に持った鉄パイプで一番近くにいた中学生の頭をぶん殴った 「がっ!」 その子は突然の不意打ちに為す術もなくその場に崩れ落ちた 「なっ、何しやがる!」 「武器なんて、卑怯だぞ!?」 「はっ、黒鈴に、んな事言うのかよ」 「こっちは無法地帯なんだよ」 中学生の力で高校生にかなうはずもなく、次々と倒されていった 流「修平っ!仁汰先輩に電話だー!!」 少し後ろから走ってきていた修平に向かって流が叫んだ 修「わあーってる!!黒鈴つったら、最近、浅高と争ってるとこじゃねえかよ!」 携帯を開き仁汰の番号に急いでかけながら修平は車の去っていった方向へ走る  
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