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桃「静さんは悪い人…?」
静「君に聞かれたらおしまい……かな?」
静は少し切なそうに笑うと置いてあったロープとナイフを持った
静「大人しく縛られてね?すぐ済むから」
そう言って秋たちの手足を縛り静は近くにあった机に腰掛けた
秋「………………」
放心状態なのか秋は一言も話さなくなった。恐らく頭の中で展開を色々と想像しているのだろう
桃「静さん」
静「…静でいい」
桃「……お腹空いた」
静「………………………」
桃の予想外な言葉にしばらく反応するのが遅れた
桃「…あの…静さん……?」
静「あ……チョコしかないや」
ポケットを探ってみたがそれ以外の物は見つける事が出来なかった
静「君…怖くないの?」
桃「何を……?」
首を傾げて静を見つめるその姿に思わず声をあげそうになった
静「ふう……君は天然だね」
ふふふと小さく笑うとポケットから取り出したチョコを桃の太ももの上に置いた
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