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静(ど、どんな兄貴だよ……こんな事…教えて)
静「お兄ちゃんって、どんな人なの?」
恥ずかしさよりも、興味の方が強くなった
桃「えっとね…優しくて…強くて…桃の事、よしよし…してくれるの」
少し恥ずかしそうにしながらも、それを言う桃の表情はとても幸せそうだった
静「ふぅーん……さ、さっきの、お礼って……?」
桃「あ…あれは……お兄ちゃんが喜ぶから……あ!でも、他の人にはするなって言われてたんだ」
えへへと笑いながら話す桃に少し気持ちを動かされた
静「そっか……」
ちょうどその時に部屋のドアが勢いよく開けられた
大「静っっ、交代だぞー!!」
耳障りなほどの声を出しながら興奮気味の大が部屋に入ってきた
秋「い、いやーっっ!!」
大が視界に入ると同時に、秋がパニックを起こした
桃「あ、秋ちゃん!」
静「…………………」
その場を立ち去ろうとした静に桃は寄りかかると目だけで必死に助けを求めた
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