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仁「はっ、こんな奴らに容赦なんてしねえ…全員……ぶち殺す」
その表情はいつもの様子とは違って完全にキレているのが手に取るように分かった
海「はははっ……まあ、慣れてるけどね」
そう言う海斗の後ろには100人近くの仲間が揃っていた
翔「じゃ…行きますか」
翔太の言葉を合図に倉庫の扉を外側から一気に開く
「ん、お、おい!も、門が、扉が……!?」
いきなり轟音をたてながら開く扉に中の男たちは動揺を隠せない
仁「…………………」
完全に開かれた扉の外から無言のままゆっくりと歩み進む仁汰
「…あ…ごぉら!誰だあてめえは!!」
一番近くにいた男が近寄ってくる
それを一撃で沈めると仁汰は更に歩み進める
「おい、こいつら浅石だ!!全員構えろ!!!」
状況に気付いた男の一声に中にいた黒鈴の男たちがいっせいに武器を持ちだす
「お前は誰だ!!何しにきた!!返答によっちゃ……」
先頭の男の問いかけに一瞬、間をおいて答えた
仁「……お兄ちゃんですけど?」
「は?」
仁汰は目一杯息を吸い込むと倉庫中に聞こえる大声で叫んだ
仁「桃ーっっっ……!!!」
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