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静「………内緒だよ」
意味深な間をあけて静の口から出た言葉に桃たちはぽかんとした
秋「内緒……?」
静「うん、君たちが知るべきじゃない」
ふっと笑うと静はどこか遠くを見つめていた
秋「……で、桃?お兄ちゃんっていつ来るの?」
秋が桃にそう訪ねたのと同時に部屋の外が一気に騒がしくなった
静「どうやら…来たっぽいね………」
静かに呟くと静はそのまま部屋を出ていった
秋「ねえねえ、ところでさ……桃のお兄ちゃんってどんな人?」
桃「え……それって……」
さっき話してたのに、と桃が言おうとした時、部屋の外から大きな声が聞こえた
仁「桃ーっっっ……!!!」
桃「あ、お兄ちゃんだ……!」
桃の顔いっぱいに嬉しそうな笑顔が広がる
秋「……何となく分かった気がした」
桃「う…ん?」
秋「ううん、気にしないで」
桃「秋ちゃん……?」
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