495人が本棚に入れています
本棚に追加
「なっ…こいつら!!??」
「全員浅石だっ!!襲撃だ!!!」
その姿を確認した黒鈴の男たちも徹底交戦へと移り一気に乱闘へと発展した
海「邪魔邪魔邪魔ー!!!」
黒鈴の男から鉄パイプを奪い取ると海斗は男たちの中へと向かっていった
仁「くそっ…」
静の見えない姿を必死に探す仁汰だったが、倉庫内を埋め尽くす黒い集団の中から見つけ出す事は困難だった
「おらっ…がっ!!」
翔「仁くん、何やってんの!!」
仁汰の後ろから黒鈴を倒しながら追いかけてきた翔太が呼びかけた
仁「あ…ああ……」
翔「ちょっと!仁くん!?」
翔太が呼びかけるもその場から動こうとしない仁汰
「おらー!!!」
仁汰の横から金属バットを振りかぶりながら男が走り寄ってきた
翔「仁くん!右!!危ないっ!!」
翔太が止めようとする前に誰かが仁汰の横に行った
流「くぅっっ……!!」
間一髪、仁汰に向けられたそれを流が鉄パイプで受け止めた
翔「……仁汰っっ!!何やってんの!!」
それを見た翔太の口調が変わった
仁「はっ……流か…悪りぃ……考えごとしてた」
仁汰が我に返ったのを確認すると流は男を蹴り飛ばした
流「こんな状況でも考えごとするの…先輩の悪い所ですよ」
そう言いながら流は振り返って笑顔を向けた
仁「…そんな笑顔じゃ……桃はやれねえなあ……」
ニヤリと笑うと流の瞳をじっと見つめた
流「っ…!!先輩……それ……」
最初のコメントを投稿しよう!