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最後に目を合わせた翔太がその女に言った
翔「あそこ、だよ」
その女に見つからないようにこそこそと、この場から逃げ出そうとしている仁汰を指差した
「仁汰ーっっ!!!」
その女は見つけたと言わんばかりに仁汰に怒鳴ると、すぐさま駆け寄っていった
「桃っ、大丈夫だった!?」
仁「あ、うん」
「あんたには聞いてない」
仁「いや、その……桃…寝てるから」
言いにくそうに話す仁汰
桃「…スー……スー…」
仁汰の言う通り、抱きついたまま桃は眠っていた
「もう……心配かけて」
さっきと違って安心したように話すその女
海「な、なあ、仁汰?その人知り合い?」
皆が気になっていた事を海斗が仁汰に聞いた
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