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「じゃ、お疲れ様」
「失礼します」
仁汰たちに挨拶すると仲間たちは次々に帰って行った
美「仁?気をつけてね」
仁「うん、分かってるって」
いつもと違う違和感がどうしても気になる
それを聞けないまま美花たちも倉庫を後にした
翔「さて、仁くん帰ろっか」
海「仁汰、明日学校来るんだぞ?俺ら二人だけじゃ、達也さん絶対怒るから」
仁「はいはい、桃?お家帰ろうなあ」
スースー眠る桃に優しく囁くと仁汰はサイドカーに桃を乗せた
海「なあ翔太、いつも思ってたけど……あのサイドカーはこういう時の為なんだな」
翔「準備がいいのか、妹好きなのかよく分かんないけどね」
クスッと笑いながら翔太が答えた
仁「なんか言ったろ、今」
翔「ううん、ささ、帰りましょうや」
海(ポーカーフェイスって翔太のためにあんのか……?)
そうして仁汰たちも倉庫を後にすると、誰もいなくなった倉庫の陰から一人出てきた
静「ふぅん……一橋仁汰……ただ者じゃない…か」
そう呟くと静は怪しく笑いながら倉庫を出ていった
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