序章

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「えー……では、出欠とるぞ~。」 ごく普通のありふれた日常。 どこの学校でも目にする、ごくごく普通の光景。 「赤石……………木村………林………」 名簿にある名前を上から呼んでいく。 ある名前の所で先生の声が止まる。 おもむろに歩き出す先生。 教室の一番後ろまで行き ある席の前で止まる。 クスクス.... 自然と周りから笑い声があがる。 「あ~、コホン………一橋っ!!」 「うおっ………………なんだ…山ちゃんか……………おやすみ。」 いきなりの大声に飛び起きたが 夢だと思ったのか またすぐに眠りにつく。
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