序章

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この小説の主人公。 「一橋仁汰(ヒトツバシ ジンタ)」 仁くんとは幼稚園からの長ーい付き合い。 僕は仁くんの好きな人を知っている。 ちなみに僕ら青春真っ盛りの高校2年生。 「あっ…それでね、仁くんの好きな人ってのは……」 ヒュンッ 目の前を黄色いカッターが通りすぎる 仁「翔太……今なんか言ったか?」 見事にスコーンッと壁に突き刺さるカッター 翔「え?…ぃ…いや、なんにも?」 仁「…………そうか……って何度も騙されるかーっ!!」 バシッッ 仁「…っ……いったぁ!!!」 山「静かにしなさい。…………一橋くん?」 仁「ぐぅ~…………」  
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