始まり

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仁「好きなら、いいじゃん…?」 柚「で、で、でもっ…兄妹だよ……?」 仁「……そっか…」 今にも泣き出しそうな弱々しい声で呟く仁汰 柚「じ、仁兄っ!?」 仁「はあ……お兄ちゃん寂しいなあ……」 桃の髪をいじり続けながら仁汰は呟く 少し沈黙が続いた後、意を決したように柚子が切り出す 柚「っ………わ…分かった…」 仁「……なにが?」 柚「す、する…から……こっ…こっち向いて」 仁「……………」 無言のまま、柚子の方を向いた仁汰 それを確認すると柚子は、ぎゅっと目を仁汰にキスする為、顔を近づけていった  
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