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「……はっ!」
気付いたら、先程の場所で尻餅をついたような体勢になっていた。
「おっ、スベリンじゃん。おはよう。」
道路に座り込んでいるスベリンに声を掛けたのは、高校のクラスメイト、高橋くんだった。
「お、高橋…………なぁ聞いてくれよ!俺今一回死んでさ、神様に会ってさ……」
「意味分かんないこと言ってないで早く学校行こうぜ。遅刻するぞ。」
「意味分かんないとは何事だー!プンスカプンスカプンプンプゥーン!!」
「……お前、そのギャグ本当評判悪いよ……。」
高橋は呆れた顔をしている。
「くっそー……。」
スベリンは、早くもある計画を立てていた。
「今度クラス全員誘ってスケートに行くぞー。そして、華麗にすべりながら……グフフフ……」
「何笑ってんだよ。早く行くぞ。」
「ふはは!今までに見たことのない進化したスベリンを見せてやるよ!!」と、高橋に引かれながらスベリンは心の中で叫んでいたのだった。
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