クレヨンしんちゃん

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また朝がきた。 でも、その日はいつもと違っていて。 しんちゃんのお母さんが、僕を車に乗せてくれた。 しんちゃんのお母さんの顔は、気のせいか苦しそうだった。 車はまっ白なお家の前で止まって、僕は抱きしめられたまま下ろされる。 そして一回り大きなふくろの中につめられた。 まっくらだ。 どうしようか。 昔なら、びっくりしてあばれてしまったかもしれない。 でも今は、そんな力も出ない。 とりあえず丸くなると、体がゆらゆらとゆれた。 それがしばらく続き、次にゆれが収まって、足もとがひんやりとしてくる。
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