クレヨンしんちゃん

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いきなり辺りがまぶしくなった。 目をぱしぱしさせていると、変なツンとした匂いがする手につかまれ、持ち上げられる。 いっしゅんだけ体が宙に浮いて、すぐに冷たい台の上に下ろされた。 まっ白い服を着た人が、目の前に立っている。 そばには、しんちゃんのお母さん。 二人が何かを話している。 白い人が、僕の体をべたべた触る。 しんちゃんのお母さんが、泣いている。 どうして泣いているのか解らないけれど、なぐさめなくちゃ。 でも、体が動かない。 またあの眠気がおそってくる。 起きていなきゃいけないのに。
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