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それは暖かく、晴天とも言える昼頃…
人の気配がない森の中、城への近道ではあるが下級とはいえ魔物が出る恐れのある場所である
「…そろそろ目的地かな?」
そんな能天気なことを言って危険な場所をさも当然のように歩く少年
少年は全身を隠すような白いロングコートを着ていた
そして16~18歳ぐらいのまだ幼いその顔は今はフードを深々と被り、周りからはすっかり不審者…
そんな少年の目的はこれからある城にある目的で行かなければならなかった…
今日はそのある城で騎士になれる試験があった
これをのがしたら次に城に入れるのはいつになるかわからない…
だから今日までに城につかなければならなかった…いや、少なくとも充分な余裕をもって着くはずだった…
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