14人が本棚に入れています
本棚に追加
/6ページ
「さあさあ、やって参りました、今日この時!いよいよ夢の対決が実現しようとしています!
ゲームの枠を越えて、怪盗、スパイ、各々のチームを代表して、両雄がぶつかり合います。
第一試合は、頭脳さんVS知略先輩。
競技種目は、『チェス』です!
知的で、大人で、尚且つ、なんとなくおっ洒落~☆(はっ、いけない、ついつい私のイメージで語ってしまいましたの。てへ)なテーブルゲームの代表格で、白黒つけて貰いましょう!
勝つのは、理論に基づいた戦術か。
はたまた、
先を見通す戦略か。
さあさ、皆様、お立ち合い!!
実況は私こと、技術ちゃんが担当致しますの!(蚊帳の外とは言わないで)
さて、既に両者、盤面を挟んでの睨み合いが始まっております」
知:「ふん、そんな浅薄な手に誰が乗るものですか」
頭:「どうかな?ポーンを前進」
知:「ならば、ビショップで受けるまで。容易いことです。貴方の手など読み切っている」
頭:「そうか。なら、クイーンを突出させよう」
技:「おおっと!これは一見悪手ですが、どうなんですの?」
知:「……チッ。悪手ゆえに読み切れ無かったか」
最初のコメントを投稿しよう!