特別な日

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オレは、打ったところを擦りながらアルに言った。 「何すんだよアル!いきなり布団を剥ぎ取るな!ベッドから落ちちまったじゃねーかよ!!」 「はいはい。どーでもいいよー」 「どーでもいいっ「父さんのお見送りに行くよ」 「はぁ?なんでオレが行かなきゃいけねーんだよ。それこそどーでも「はいはい~~」 「えっ?アル、おい!!」 オレはアルに引きずられて行った。 「ったく……見送りなんて別にしなくてもいいだろ」 とかブツブツ言っているオレを無視して、アルが言った。 「兄さん、昨日はちゃんと父さんにプレゼント渡したんだね!」 「アルが渡せって言ったんだろ?つか、オレは仕方なくだなぁ~」 「あっ!!そう言えば、兄さんはあのプレゼント何だったか知ってる?」 「は?知るわけねーだろ。ラッピングされてたんだし」 いきなり話を変えたアルを見ながら言った。 ってゆうか、今日のアル、オレの話遮ったり、無視したりしすぎだろっ!!
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