特別な日

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「だよねー。実はね、プレゼントの中身はネクタイだったんだよ!!」 「ネクタイ?」 「そう!」 「ふーん」 「兄さんのコートと同じ色の赤いネクタイなんだよ!」 「ふーん……って、赤!?あいつに赤いネクタイあげたのか!?」 「うん!」 「ぜってー似合わねーだろ!つか、あいつが赤いネクタイとかキモいって!!」 「えー……そうかなぁ?」 「あぁ!ぜってーダメ!!無理!!」 そんな事を話しながら玄関へ向かうと、あいつが荷物を手に持って立っていた。 「あ!エド!アル!ホーエンハイムさん行っちゃうよ!早く早く!!」 「うん!ほら、兄さんも早く!!」 ウィンリィに急かされて、アルが小走りで走って行く。
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