無能と書かれた日

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(あの気味の悪い笑顔は何だったのだろうか…) とか考えながら、私は仕方なく、たまった仕事をすることにした。 コンコン 「失礼します。大佐、ただ今戻りました」 「あぁ。お帰り」 そう言いながら中尉の方を見ると、中尉は私の顔を見て「ぷっ」と吹き出した。 「何故、私の顔を見て笑う。私の顔はそんなに変かね?」 少しムッとしながら言うと、中尉は 「いえ、失礼しました。ところで大佐。ここにエドワード君が来たのではないですか?」 「あぁ、来たが…」 「やはりそうですか。エドワード君が…もう一つ聞きたいことが」 中尉はニコニコと怖い笑みを浮かべて言った。
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