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頑張り過ぎの太陽の日差しを全身に浴びながら図書館へ歩む
すれ違う人達の中には、俺と同じ性転換現象の被害者もいるのだろうか?
見た目だけじゃやっぱりわからない
どうにしろ、男に戻れる保証がない
なら、女として生きる…?
俺は自信がない
恐らく、性転換したがっていた奴もいただろうし
性転換に順応していける奴もいるだろう
でも、俺には難しいのが現状で、俺は俺として生きるのが精一杯だ
だから、いつか俺が女として生きる決心が出来たら、またその時どうするか考えよう
俺が色々考えていたらいつの間にか図書館に着いていた
「誰か居るかな…」
正直まだ友達やクラスメイトには会いたくはない
でも、いつかはバレる訳だからそれが今日になっても変わらない
「…はぁ」
ため息を吐きゆっくり図書館の中に入る
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