友達の友達は友達という考え。

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 あきなちゃんはぢごくの学校生活とやらでくたばっています。  どうも『暴発☆田中花火(仮)』ですよ。  あきなちゃんは学校が嫌いなようですが私はそんなに嫌いではありません。色んな人を見ることができるからです。  結構私の学校は自由な校風で、というか規則が緩いので髪一つをとってみても見ていて飽きないほど多彩です。  ほら、今もこうして立っている私の前をカラフルな頭が通り過ぎていきますよ。赤、金、ピンク、銀、紫、ふわっ、さらっ、つんつん、つるん。  は~、最高の暇つぶしです~。うっとり。  びしっ!!  あうっ!?いきなり何ですか~?額が痛いぃ、デコピンですか? 「ふふふ。油断ありの隙ありだぜ。田中~、オマエ僕に狙われてること忘れてんじゃねーかぁ」  あっ、またあなたですか。しつこいですね。 「あったり前。なんてったって僕は『蛇上巧』!名前に蛇を持つ男さ!」  へぇ、そんな名前だったんですか。でもあなたのことに興味は無いんですけど。  すると蛇さんは突然怒り出します。地団駄を踏んでまるで子供みたい。ここにいるからにはあなたも高校生なんでしょう?みっともないですよ? 「田中ぁ、テメエ僕に屈辱を味あわせてくれたじゃねーか!興味ないってどういうことだよ!?」  屈辱?んー、興味ないことはすぐに忘れる質なので、申し訳ありません。 「覚えてねーのかよ!オマエ僕をフったじゃねーかぁ!」  ……ん?  ……んー?  ……んーー?  記憶にございませんが? 「うっわ!ふざけんなよ田中!僕が語ってやっただろ、愛の言葉を!」  愛の言葉ですか。そもそも愛ってなんなんでしょうね? 「……さあ?」  愛を説明できない人にどうして愛の言葉を語れますか。矛盾しています。変ですよ、蛇さん。 「う……ぐぐ」  一体あなたは何をしたいんですか?  蛇さんは顔を真っ赤にして後退りしていき、 「覚えてろぉ!いつでも狙ってるからな~~~!」  振り返って全力で駆けていきました。スポーツマンなんでしょうか?走るのは物凄く速かったです。
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