空想3⃣

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空想3⃣

カラオケを終え、満足気に笑うミサコ。 やっぱ、可愛い。 スキや~ ミ「え?何か言った?」 思わず口にしてしまった台詞に、ミサコは反応した。 俺は、今しかないと思い 言葉を続けた。 オ「スキや」 ミ「!!」 突然の告白。 少し驚いた表情のミサコ。 「私もスキや」 そう言って、横から2人の会話に入ってきたのは、リエだった。 リ「私もそう考えてたの。気が合うね」 大きな瞳をクリッとさせ、俺の方を見ると、小悪魔のように微笑んだ彼女。 せっかくの告白チャンスに割り込んで来て、リエは一体何を考えてるのか… 「…わ、私も」 小さく手を上げ、輪の中に入って来たのはサキ。 サキは大人しく、あまり目立はないが、こんな眼鏡をしてなければ、本当は美人だと知っていた。 でも、まさかサキまで……。 サ「言おうかどうしようか迷ったんだけど…」 うつむきながら、そうつぶやいた。 「おい!!勝手に話しを進めるなよ!」 サキとは正反対に、デカイ声と体で入って来たヒサヨシ。 ヒ「オレもスキや」 いきなり始まった告白合戦。 しかし気になるのは、ミサコの答えだった。 ミ「じゃぁ…」 ミサコは少し迷っているように見えた。 一体……誰を選ぶんだ? 決意を決めたその口が、開きはじめた。 … … ミ「行く?」 行くって……何処へ? ミ「すき屋へ」 一同「賛~成~✋✋✋✋」 (え~!そっちなの) -告白の行方 end-
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