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最上暁都
「そうか? ならいいんだが」
初音ミク
「そ、そう言えばマスター。ご飯食べましたか?」
最上暁都
「ああ、大学の帰りがけにワック寄ってきた」
最上暁都(ナレーション)
「……ちなみに『ワック』とは『ワクドナルド』の略称だ。赤いアフロのピエロみたいな置物が目印」
初音ミク
「またファーストフードですか? そんなものばっかり食べてたらダメですよ」
最上暁都
「そうだけど……自分で作ってもまずいし……」
初音ミク
「私が作ってあげられたら……」(落ち込んで)
最上暁都
「ハハ、お前は超光分子で出来てるだけだから無理だろう」(悪びれもなく)
初音ミク
「……そうですよね、私がマスターに出来ることなんて何も……」(今にも泣きそうな声で)
最上暁都
「そ、そんなことない。お前がいてくれるだけで、どんなに助かっているか……」
初音ミク
「……いいえ、私は所詮、ボーカロイドですか……ら……」(言い掛けて、後半は動揺して)
(ミク、胸をおさえる)
最上暁都
「どうした!? 大丈夫か??」
初音ミク
「あれ……? どうしたんだろ……胸が……痛い」(ポロポロと涙を零しつつ)
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