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最上暁都
「もう胸は大丈夫か?」
初音ミク
「ぁ、はい。平気ですっ……」
最上暁都
「そうか? それじゃあ、もう寝るか。ミクも充電しないとな」
初音ミク
「はい。お願いします」(無理やり笑って)
最上暁都
「じゃあ、Vちょうだい」
初音ミク
「わかりました」
(ミクをかたどっていた超光分子はVに吸い込まれ、ミクの姿は消えた)
最上暁都
「VをSUSBに繋いで、と……」
最上暁都(ナレーション)
「SUSBとは、元々はパソコンでしようされていたUSBコネクタが原型で、今はコンセント代わりとして全世界で利用されているものだ」
最上暁都
「おやすみ、ミク」(やんわりと)
(暁都、押し入れから布団を出し、床につく)
最上暁都(ナレーション)
「それにしても……さっきのミク、変だったなぁ……。今までも少し変なところあったけど。……やっぱ、中古だから前のユーザーの記憶が少し残ってんのかも。明日少しデータ整理してあげようかな。……本当は改造行為と見なされるから駄目なんだけど……。ミクのためだ。……と、いいつつ俺はきっと知的欲求を満たしたいだけなんだろうな……。……もう寝よう」(最後の方、自嘲して)
(暁都、眠りに落ちる)
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