第二話

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最上暁都(ナレーション) 「ミクの健気さにはいつも驚かされる。無理とわかっていても、自分のために何かしてくれようとする姿勢に、愛しささえ覚えた。出来ようものなら、今すぐ抱きしめたかった」 最上暁都 「ありがとうミク。気持ちだけで嬉しいよ」 初音ミク 「……マスター、何も出来なくてごめんなさい。……でもマスターに喜んでもらえて、私は幸せです!」(最後はにっこりと頬笑んで) 最上暁都 「ミクは、いい子だな」(にっこり) 初音ミク 「っ! ……ありがとう、ございます」(動揺して、ありがとうは俯きながら) 最上暁都(ナレーション) 「俺の発言に、ミクは肩を震わせ、俯いてしまった。たまにある。褒めたつもりなのに、ミクは怯えてしまうことが……」 最上暁都 「ご、ごめん、ミク。気悪くしちまったか?」 初音ミク 「そんなことない! 、です……」 最上暁都 「そ、そうか……。じゃあ俺は朝飯食べるな?」 初音ミク 「あ、どうぞどうぞ!」 最上暁都 「(ご飯をよそいつつ)なんか……悪いな、俺の心ない一言で傷つけたみたいで……」 初音ミク 「傷ついてなんかいませんよっ! ……違うんです。私は、……」 最上暁都 「ミク?」
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