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初音ミク
「……やっぱり、なんでもありません」(少し笑って)
最上暁都
「……そう、か。……よし、さっさと食べて、新しい曲でも作るかー!」
初音ミク
「は、はい! 私、頑張ります!」
最上暁都(ナレーション)
「そう言って、俺はご飯を掻き込み、手早く食事を済ませた」
最上暁都
「じゃあ、ミク、パソコンに接続するからV貸して」
初音ミク
「はいっ」
(暁都、Vをパソコンに接続する)
(画面に初音ミクのロゴが現れる)
初音ミク
「マスター! 新曲はどんなのを目指しているんですか??」
最上暁都
「……ごめんな、ミク。ちょっとデータ見せてもらうぞ」
初音ミク
「えっ? マスター? ……マスター? マス……」
(暁都が専用のアプリケーションを閉じ、ミクの言葉が途切れる)
最上暁都
「コレを通して開けばっと……何か、ハッキングっぽいな……」
(表示されたのは、ミクの内部データ。歌のデータや視覚情報やらが無数にある)
最上暁都
「こんなにデータ詰まってたのか。……歌データは俺のしかない、か。じゃあ視覚情報はっと……」
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