1507人が本棚に入れています
本棚に追加
/108ページ
「……んぅっ」
ゆっくりと動く舌がすごくくすぐったくて、思わず声が漏れる。
そんな反応を見て黒澤は鼻で笑うと舌を這わせたまま耳へ向かって、噛み始めた。
「ひっ!や、ヤバいってぇ…こんなとこで…」
人通りが少ないとはいえ、いつ誰が来るかわかんねぇのに…!
でも、返ってきた言葉は。
「じゃあ別の場所ならいいってことか?」
「ば、馬鹿!んなわけねっ…あっ」
激しく自分の発言に後悔したけど、慌てて反論してみる。
が、突然服の中に手が入ってきて、背中を撫でられた所為で最後まで言えなかった。
.
最初のコメントを投稿しよう!