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「おい三島!黒澤先生はいい先生なのになんだその態度は!きっと英語か何かのお話に違いないんだからちゃんと聞いて来い!」
なんで怒られてんだよ、俺…。
ていうかお前、黒澤信者だったのか!
「すみません、上浦先生。…じゃあ先にこの紙を三島君に渡しておきましょうか」
すると黒澤はポケットからプリントを取り出して、俺に渡してきた。
それを呼んだ俺は愕然とする。
『特別英語強化指導のお知らせ
この紙を渡された生徒は、夏期休業中に2週間合宿形式で補習を受けていただきます
黒澤 冬樹』
開いた口が塞がらないってこういうことなのか…?
「それでは、私は先に失礼しますので…三島君できるだけ早く英語準備室に来てくださいね」
そう言うと黒澤は去っていった。
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