並行世界へ迷い込む方法

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かさかさと葉が擦れ合うここちよい乾いた音が聞こえる。 頬に当たっている地面はひんやりとした土の感触だ。 このまま寝ていたいような心地良さ… 「………?」 美沙は目を開いた。どうやら気を失っていたようだ。 頭が少しぼぅっとするが、力を振り絞って起き上がる。 ぼんやりしていた視界が段々とクリアになり、自分が今どこにいるのかが見える。 周りには鬱蒼とした森が広がっていた。
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