0人が本棚に入れています
本棚に追加
/10ページ
『drop in the park』
季節は夏。
日の入りになっても気温は下がらず、
今夜も熱帯夜になりそうな、
そんな夕方。
私は一人、のんびりと家路を歩いていた。
辺りは住宅街。人ひとり見当たらず、しんと静まりかえっている。
気温がやや下がったとはいえ、まだまだ蒸し暑くて、喉がひどく渇く。
(……ジュースでも買うか)
たしか、この近くの公園の中に自動販売機があったはずだ。
何か飲みながら帰ろう。
最初のコメントを投稿しよう!