第一話 ハーフ

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(SE:学校のチャイム) 太陽:平和だなぁ…… 月:太陽さん、またこんなところで……授業、出なくていいんですか? 太陽:あ、月(るな)!!俺がここに居る事、良くわかったな? 月:そうですね、いつもの事なので。って話し変えないでください…… 太陽:わかってるって。授業だろ? 剣(かたな)振り回すような授業なんてやったって意味ない って俺は言いたいけどな (SE:扉の開く音) みずな:そんなこと言ってたらこの世界じゃ生きていけない。 そんなこともわからないなんて、アンタ…馬鹿ね 太陽:ば、馬鹿って言うな!!馬鹿って言う方が馬鹿なんだよ馬鹿!!    つか、いきなり現れて初対面でそんなこと良く言えるよなー… みずな:私は海(かい)。海みずな。18歳よ。アンタとはチーム組みたくないわ 太陽:俺より一個上?お、俺だって嫌だよ……なぁ、月? 月:そ、そうですね…… みずな:ふーん……アナタも反対派なのね 月:そ、そう言うわけじゃ…… みずな:何よ、ハッキリしないわね。私はいつも筆記も実技もトップなんだから     アナタ達みたいな男は嫌いよ (SE:バタンと扉が閉まる音) 太陽:言いたいだけ言って…… 月:帰っちゃいましたね…… 太陽:戦争が正義の時代、か 月:……あ、そろそろ僕も次の授業があるので行きますね (SE:駆けて行く音) 太陽:アルベージュ……なんでこんな世界にしたんだよ。 その剣、本物なのかな…って、聞いても像が答える訳ないか…… (SE:カランカランと剣が落ちる音) 太陽:え?……アルベージュの像の手から剣が落ちてき、た? (SE:大地を揺るがすような馬の走る音、建物が崩れ悲鳴があちらこちらから聞こえる) 太陽:な、なんだ!? 鬼山:我らはインデシベルの騎士なり!! アルベージュの若き騎士たちよ、死にたくなければインデシベルの兵に従え!! (SE:馬の鳴き声、剣の音、悲鳴)
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