0人が本棚に入れています
本棚に追加
/7ページ
(SE:学校のチャイム)
太陽:平和だなぁ……
月:太陽さん、またこんなところで……授業、出なくていいんですか?
太陽:あ、月(るな)!!俺がここに居る事、良くわかったな?
月:そうですね、いつもの事なので。って話し変えないでください……
太陽:わかってるって。授業だろ?
剣(かたな)振り回すような授業なんてやったって意味ない
って俺は言いたいけどな
(SE:扉の開く音)
みずな:そんなこと言ってたらこの世界じゃ生きていけない。
そんなこともわからないなんて、アンタ…馬鹿ね
太陽:ば、馬鹿って言うな!!馬鹿って言う方が馬鹿なんだよ馬鹿!!
つか、いきなり現れて初対面でそんなこと良く言えるよなー…
みずな:私は海(かい)。海みずな。18歳よ。アンタとはチーム組みたくないわ
太陽:俺より一個上?お、俺だって嫌だよ……なぁ、月?
月:そ、そうですね……
みずな:ふーん……アナタも反対派なのね
月:そ、そう言うわけじゃ……
みずな:何よ、ハッキリしないわね。私はいつも筆記も実技もトップなんだから
アナタ達みたいな男は嫌いよ
(SE:バタンと扉が閉まる音)
太陽:言いたいだけ言って……
月:帰っちゃいましたね……
太陽:戦争が正義の時代、か
月:……あ、そろそろ僕も次の授業があるので行きますね
(SE:駆けて行く音)
太陽:アルベージュ……なんでこんな世界にしたんだよ。
その剣、本物なのかな…って、聞いても像が答える訳ないか……
(SE:カランカランと剣が落ちる音)
太陽:え?……アルベージュの像の手から剣が落ちてき、た?
(SE:大地を揺るがすような馬の走る音、建物が崩れ悲鳴があちらこちらから聞こえる)
太陽:な、なんだ!?
鬼山:我らはインデシベルの騎士なり!!
アルベージュの若き騎士たちよ、死にたくなければインデシベルの兵に従え!!
(SE:馬の鳴き声、剣の音、悲鳴)
最初のコメントを投稿しよう!