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彼は今時流行りのツンデレというやつで、
こんなに可愛い私が通ってもチラリともこっちを見なかった。
私は必死になって手と足を動かした。
光が見えてくる。
彼が目の前にいる。
あんなに遠くにいた彼が目の前にいるのだ。
しかし、私の喜びとは裏腹に彼はとても機嫌が悪いらしい。
シイクガカリという人に体当たりをしている
『やめて!!』
私は大声を張り上げたつもりだったが、
彼には届かなかった。
私にも彼は当たろうとしてくる。
あの大きな足が私をつぶそうとした時……………
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