01 出会いはいつも、突然に

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「青い空、白い雲。地球はやはりいい所だ」 町を見下ろす事の出来る丘の上で、一人の少年が大の字に寝転がり空を見上げていた ここ海鳴市は、彼の思い出の出の場所であった (かれこれ一年か……) 物思いふける少年は、再度海鳴市を見回す (少しは、強くなれたかな) 瞳を閉じて、自分がこの町にいた頃を思い出していた。だが、気持ちのいい陽気に少年は眠ってしまった 「あの~、こんな所で寝てたら風邪を引きますよ?」 「ん………」 重い瞼を上げ霞む目を擦りつつ、声の主の方を見る。青色の瞳に、栗色の髪を両端でツインテイルにしている少女は、心配そうな眼差しで少年を見つめる 「寝てのか、俺…」 「はい。とても気持ち良さそうに寝てたので、起こすのは悪い気がしたんですけど……ごめんなさい」 少女は済まなさそうに、軽く頭を下げる 「いや、いいよ。風邪を引かないか気遣かってくれての行いなんだし」 立ち上がり、大きく伸びをしながら答えてると ♪~~🎶~ 不意に少女の携帯がなった。少しびっくりしたらしく、慌て気味に携帯を開く 「もしもし。ああ、お母さん。…え、……うん。……わかった。今から帰るね」 少女は携帯を閉じて、ポケットにしまい込む 「じゃあ私は、用事があるから」 そういって少女は来たであろう道を辿り帰っていった。そんな彼女の後ろ姿を見送っていると、少女がこっちに向き直り手を振ってくれた。少年はちょっと驚いたが直ぐさま自分も手を振り返す。 そして何となくだが思った この少女とは、また近いうちに会うような気がすると
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