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フェイト「ここだね」
フェイトとアルフが訪れたのは公園だった。人の気配はなく、目的の物を探すには好都合だった
アルフ「フェイト」
少しして、アルフが道の端に落ちている小さなひし形の宝石を見つけ、指差す
【ジュエルシード】
それが宝石の一般的呼称であり、フェイトが求める物であった
フェイト「ッ!?バルディッシュ!」
BARDICHE《Scythe form. Set up.》
フェイトはジュエルシードから目を離し、真っ直ぐ前を見る
これまで幾度とぶつかり合った少女――高町なのは――がこっちに向かって、飛んで来ていた
なのは「フェイトちゃん」
なのはが、自分を名前で呼んでくれたことに、フェイトは少し驚く。しかし、直ぐにバルディッシュを構え直す
フェイト「でも……譲れないから」
なのは「私は、フェイトちゃんとお話したいだけなんだけど」
なのはもまた、戦闘体制のフェイトを見てレイジングハートを構える
張り詰めた空気の中、二人は同時に駆け出す
お互いの一撃がぶつかり合う瞬間、二人の間に光が割って入った
「時空管理局執務官、クロノ・ハラオウンだ。詳しい事情を聞かせてもらう」
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