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~クロノが、なのはとフェイトを止めに行く少し前~
【アースラ艦内】
クロノは、艦内のどこかにいる十文字朱夜を呼ぶ為、念話を使用する
クロノ(朱夜、済まないが至急こちらに来てくれないか)
朱夜(動いたのか?)
クロノ(ああ)
朱夜(了解した。直ぐに向かう)
クロノは椅子に座りつつ、怪訝そうにモニターを見ていた
「ちょっとクロノ君、どうして朱夜君を…」
クロノの隣にいる少女――エイミィ・リミエッタ――が尋ねる
クロノ「これを見てくれ」
そう言うと、クロノはパネルを操作してモニター上に一つの映像を映し出す
左手に盾、右手には巨大なライフルを装備している少年がジュエルシードを目掛け、真っ直ぐ向かっている映像だった
クロノ「僕は艦長から例の二人の少女の戦闘行動の中止と、ジュエルシードの回収の命を受けた。でも、それより先にこの謎の少年が現れた。しかも、目的はジュエルシード。両方を押さえるのは正直厳しいから、艦長に朱夜に行って貰うように許可してもらったんだ」
エイミィ「でも大丈夫かな。男の子の方の魔力値も、かなりのものだよ?」
エイミィが少し心配そうにクロノに尋ねる
クロノ「そう言えばエイミィは知らないんだったな。あいつは…」
朱夜「失礼します」
クロノの話しの途中で扉から、朱夜が入ってきた
クロノ「来たか、朱夜」
朱夜「艦長から話は聞いた。直ぐに出動するが、構わないか?」
クロノ「頼んだぞ」
エイミィ「気をつけてね。朱夜君」
朱夜「はい」
朱夜は返事とともに、部屋を後にした
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