225人が本棚に入れています
本棚に追加
/50ページ
なのは達が来る少し前、フェイトは優しかったプレシアの事を思い出していた
フェイト(私は、優しい母さんが大好きだから……)
そこでフェイトの頭に疑問が浮かんだ。ヒイロだ。彼は少し前までプレシアの側近であった。なら彼は母であるプレシアとの何か大きな関わりがあるはず。自分も知らない何かが……
フェイト「ねえ、ヒイロ。こんな時に聞くのも変かもしれないけど…」
ヒイロ「………」
ヒイロは無言でフェイトを見る。フェイトは意を決して聞いてみる
フェイト「ヒイロが母さんの側近だったり、今こうして母さんの為にジュエルシードを集めたりしてるのって何か理由があるのかなって」
ヒイロは相変わらず口を開かず、表情が変化しているのかさえわからない
フェイト「い、嫌なら話さなくてもいいんだよ。私が勝手に聞いた事だし」
そんなヒイロを見て怒っていると思ったフェイトは急いで謝る
ヒイロ「俺の話を聞いても後悔しない保証はないが、それでもいいのか?」
フェイトは内心驚いている。今まで話をしなかったわけではないが、ヒイロが自分から話す事はまずなかったからだ
フェイト「うん」
それでもフェイトは引かなかった。そんなフェイトを見て、ヒイロは若干肩を竦め話し始める
最初のコメントを投稿しよう!