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澪「ここはどこだ?」
澪夜がいる場所は霧が濃いところだった
周囲1m弱ぐらいしか見えないが、よく目を凝らすと周りには木や草があった
澪(現状から考えて、霧の森か……前いた場所とは違うということは俺が気を失っている間にどこか違うところに運ばれたか、それとも……考えたくはないが別の次元…いや、別世界に行ってしまった可能性も考えておいたほうが良いな)
澪(まぁ、じっとしてて飢え死により、動いた方がいいかな)
そう思い澪夜は前方へと歩き出す
もちろん足元と周囲の警戒を忘れずに
澪夜が歩き出してから10分が過ぎようとしたとき、近くから気配がした
今、澪夜がいる場所は元々澪夜がいた場所より霧が薄く、だいたいの範囲は見えるような感じだ
澪(近づいてみるか)
澪夜が近くにいることに気づいているかもしれないがそこそこ強い奴じゃないと気づかないからたぶん大丈夫だろう
そう思い澪夜は気配を消して、謎の気配の方向に歩き出した
足音は出さずに、視線をあまり感じさせずにと心がけながら
近くまで行くとひとりの女性がいた
その女性は適当な岩の上に座りご飯を食べていた
太陽が上にあることからして昼食と思われる
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