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「抱き枕洗濯したら乾かなかったの…ね、今日はお兄にぎゅってして寝てもいい?」
可愛らしく首を傾げてそうお願いしたら、お兄はこっちに振り向いたその体制のまま固まってしまった。
迷ってるんだろうなー…。
まあ、お兄は僕に甘いからきっとお願いを聞いてくれるはず。
本当は抱きまくらは乾いていたのだけど、お兄はきっとそれを知らない。
「…駄目?」
お兄がずっと黙り込んだままだったから、ちょっと不安になって駄目押しとして悲しそうな顔をして見せたら、お兄は慌てて首を横に振って僕を抱きしめた。
「嫌な訳ないじゃん。嬉しいよ」
「ほんとに?えへへ、嬉しいっ!」
お兄にぴったりくっついてにっこり笑ったら、お兄は少し頬を赤くした。
ふふっ、お兄ってば可愛い!
(可愛い可愛いお兄は僕のもの!)
End
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