究極の選択

［第２話］ふた葉

　きっと作文が得意な私のことだから、どちらのことを書いたとしても学級通信に載ってしまう。

　それを見た二人は、喧嘩をするに違いない。そのせいで、離婚なんてことになったらどうしよう。

　どちらか一人だけを書くなんて、私にはできないよ……

　まさに──究極の選択だ。