[第3話]みつ男

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 中学校に通っていた頃、僕に不可能はないと思っていた。学年トップを譲ったことが一度もないほど僕は頭が良かった。  僕の名前は、みつ男。  ただ勉強が好きなだけもあるが、問題をすらすらと解いていく姿を見せつけることが快感なのだ。  みんなに頼りにされたいが為に予習復習は欠かさない。それが、僕のポリシーである。  さぁ、今日も勉強しようっと。
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